2004年05月30日
樹上から降り注ぐこな雪の正体

雑木林では,フワフワと風に舞った白いこな雪とも,綿毛とも言える浮遊物が降り注いでいる。
石や道路の上をよく見ると,白い粒状のものがものすごい数落ちている。(左)
池の水面も同様に白いもので覆い尽くされ,なぜか油が浮いたように反射している。(右)
出会った観光客の人は,「タンポポかしら,綿毛がたくさん飛んでいてすてき・・。」
と大喜びでいたが,はたして喜んでいていいものか・・・・。
次の写真が,この綿毛にもこな雪にも見えるものの正体だ。

この正体の名前は,キジラミ。ウンカやヨコバイに近い昆虫だ。
ヤマザクラやハンノキに真っ白に群がっている。
白いのは,幼虫が体から分泌して体を隠すロウ物質で,
今ちょうど羽化を迎えたので,羽化後の幼虫の抜け殻と,
ロウ物質が風で飛ばされて降り注いでいるのだ。
左の写真だと幼虫の姿は良く判らないが,右の写真では,
胸から後ろにロウ物質をしょった幼虫の姿がハッキリ判る。
これから6月上旬は,もっと多く降り注ぐはずだ。
(長野県茅野市豊平)
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長野県諏訪市
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酒井雅秀
Masahide Sakai
Suwa city, Nagano pref.Japan