
Tokinaから,300mmF6.3の反射望遠レンズが発売されたので,
    早速入手して,撮影してみた。
  反射望遠レンズは,実は,20年くらい前にも使用していて,
  当時はフィルムカメラに,500mmF8のものを使用していた。
  しかし,リングぼけは確かに美しい表現ができるものの,
  ピントの芯が甘く,どうしても眠い写真になってしまうため,
  いつの間にか使用しなくなり,レンズ自体も中古に出してしまった。
  今回はまず,雨で水滴が多くついたサルオガセを撮影。
  リングぼけは予想通り美しく出る。
  ピントの合っている部分は比較的シャープだ。

リングぼけのほとんどでない背景を選んで近接撮影。
  十分シャープなのが解る。
  昔の反射望遠はこんなにシャープではなかった。

渓流の苔むした岩を撮影。
  背景の流れが美しいリングになった。
 
気を良くして,リングぼけのほとんどでない被写体を接写。
  コミヤマカタバミ。
  左の群生は反射望遠とは思えないような模写。
  左のアップでは,バックのぼけが少しうるさい。
 
左のミヤマハタザオのぼけはあまり気にならない程度。
  右のタチツボスミレのぼけは,反射望遠独特のぼけで,
  好き嫌いが分かれるところだと思う。
  表現方法として積極的に使用することも有りだと思う。
昔の反射望遠とは全く異なり,
  とても芯のしっかりした模写をするので,大満足。
E-M5 300mmRef.
(長野県伊那市)