2012年6月1日
反射望遠レンズで撮る

 


 

Tokinaから,300mmF6.3の反射望遠レンズが発売されたので,
早速入手して,撮影してみた。
反射望遠レンズは,実は,20年くらい前にも使用していて,
当時はフィルムカメラに,500mmF8のものを使用していた。
しかし,リングぼけは確かに美しい表現ができるものの,
ピントの芯が甘く,どうしても眠い写真になってしまうため,
いつの間にか使用しなくなり,レンズ自体も中古に出してしまった。
今回はまず,雨で水滴が多くついたサルオガセを撮影。
リングぼけは予想通り美しく出る。
ピントの合っている部分は比較的シャープだ。

リングぼけのほとんどでない背景を選んで近接撮影。
十分シャープなのが解る。
昔の反射望遠はこんなにシャープではなかった。

渓流の苔むした岩を撮影。
背景の流れが美しいリングになった。

 

気を良くして,リングぼけのほとんどでない被写体を接写。
コミヤマカタバミ。
左の群生は反射望遠とは思えないような模写。
左のアップでは,バックのぼけが少しうるさい。

 

左のミヤマハタザオのぼけはあまり気にならない程度。
右のタチツボスミレのぼけは,反射望遠独特のぼけで,
好き嫌いが分かれるところだと思う。
表現方法として積極的に使用することも有りだと思う。

昔の反射望遠とは全く異なり,
とても芯のしっかりした模写をするので,大満足。

E-M5 300mmRef.

(長野県伊那市)


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信州諏訪自然写真館
酒井雅秀