2012年9月7日
高原の花

 


 

 

夏も終わり,高原の花も終わりに近い。
今年の夏は,あまりゆっくりと花を見る機会もなかったので,
今日は花を見に行った。
といっても,人が管理をしている湿生植物園。
すぐに眼に入ったのがハンゴンソウ。(左)
背が高く,黄色の花がたくさんついているので,よく目立つ。
上高地で見つかったとニュースで報じられていたのは,
オオハンゴンソウ。実は今日の撮影地の近くにもたくさんあった。
右のミソハギはもう花もおしまいといった感じだ。

 

左は,エンビセンノウ。
かなり増えていて,あちらこちらに見事な花が見られる。
右は,タムラソウ。
一見アザミに見えるが,歯の形と,葉や茎にトゲがないことで,
誰でも容易くアザミと区別できると思う。

 

左はトリカブト。
少し下から,見上げるようにすると,
おしべ,めしべが見える。
こうして見ると他の花とあまり変わらない構造なのが判る。
右は,サワヒヨドリ。
アサギマダラやヒョウモンチョウなどが集まる花だが,
今日はあまり蝶は来ていなかった。
人の眼にはあまりきれいな花とは言えないが,
昆虫たちには人気の花だ。

 

日陰に眼をやると,まだサワヒヨドリが咲いていた。(左)
もう終わりで,この花が一番花らしかった。
右のイナカギクは,今丁度満開。
背も高く,花も多くついて,大きく広がる割に,
ちょっと日陰に咲くので,目立たない。

 

アサマフウロ(左)は,花の期間の長い種で,
8月初めからずっと花をつけている。
濃いピンクの花は,他のフウロと違い,
一目でアサマフウロだと判る。
秋と言えば,アキノキリンソウ。(右)
群生しているのも見事だが,
林の低床にぽつりぽつりと咲いているのを見ると,
秋だなあと感じる。

 

左はツリフネソウ。右は,コバギボウシ。
林の低床にひっそりと咲く。
共に夏の花だが,まだまだ元気。

今日は久しぶりにゆっくりと花を見て歩いた。

一点,問題点。
今日訪れた場所は公園で,管理されている場所。
散策道もあり,草原に立ち入らないよう,促す看板もある。
しかし,あちらこちらに立ち入った痕跡が見られる。
中には,絶滅危惧種の山野草を踏んで倒した後もある。
管理されている場所でさえこの有様。
ましてや立ち入り禁止の看板のない山麓では,
無法地帯と化すのは当たり前。
ルールを守れない人は,写真を撮る資格はないと思う。

貴重な山野草を保護するのは,
まず,人間対策が第一という言葉がよくわかる。

S5Pro 10.5mm

(長野県原村 八ヶ岳自然文化園)


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信州諏訪自然写真館
酒井雅秀