2013年11月2日
カメムシ観察の日

 


 

 

他の昆虫が少なくなった今,カメムシがよく目立つ。
今まで,林や草むらにいたものが,
樹の幹や,人工物の上で日向ボッコするようになったせいもあるだろう。
上は,駐車場の横のケヤキの幹にいたオオトビサシガメ。
体も大きく,かなり強そうな印象を受ける。
頭を拡大すると,とても太い口が確認できる。
この太い口で獲物をしとめて,体液を吸う。

 

同じく,隣の樹では,エサキモンキツノカメムシが日向ボッコ。
背中のハートマークがすてきなきれいなカメムシ。
上から顔をアップしてみた。
輪郭の緑にかけてきれいなグラデーション。
赤い単眼も確認できる。

 

いつもの時計台に行ってみた。
いつも通り,ホソハリカメムシが目立つ。
撮影を始めると,体を少し起こして,警戒のポーズをとった。
ブチヒゲカメムシは,よく歩き回っていた。

 

ステンレス製の丸い手すりの上には,
ツノカメムシの仲間。
メスだろうか。体色全体が赤褐色を帯びている。
正式な種名は判らない。
4ミリくらいの小さなカメムシが歩き回っていた。
羽が透明なすっきりした模様の種。
正式な種名は判らない。
この写真は,60%くらいをトリミングしてある。

ここでカメムシ以外,番外編。

 

時計台には,カメムシ以外も集まってくる。
クロウリハムシが数匹。
写真を撮ってみると,意外に精悍な形のハムシだと気づいた。
色も黒とオレンジのコントラストが良い。
テントウムシもたくさん集まり始めていたが,
これから数が増えると思う。
斑紋変化が大きいので,これからが楽しみ。
今日は,黒色・4紋型の個体を撮影。

E-5 50mm+EC20

(長野県諏訪市)


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信州諏訪自然写真館
酒井雅秀