2013年11月20日
晩秋の雑木林を見て歩く

 


 

 

北風が強く,雑木林は枯れ葉が降り注ぐ日が続く。
そんな晩秋の雑木林の昆虫たちを見て歩いた。
まずは,クヌギカメムシ。
まん丸のお腹をしたメスが歩いている。
産卵場所を探しているようだ。
足と触角が真っ赤になっている個体もいた。

そして,クヌギカメムシの卵塊。
枯れ枝の落ちた小さなウロにかなりまとめて産卵してあった。

 

記の又の少し凹んだところに,カメノコテントウ。
じっとしていて全く動こうとはしない。
萩の枯れ葉に,テントウムシ。
こちらも動く気配はない。

 

クリの枝が,長さ50センチくらい真っ黒に見えるので,良く観察すると,
クリオオアブラムシが集団産卵中。
5ミリくらいある大型のアブラムシだ。
通常は胎生なのだが,越冬のみ卵の状態となる。
多くの個体の間に,茶色に光っているのが卵。
少し高い位置で,脚立も不安定な場所で,
全体にうまくピントを合わせられなかった。

E-5 50mm+EC20

(長野県茅野市,諏訪市)


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信州諏訪自然写真館
酒井雅秀