2014年1月25日
コハクチョウの仕草を観察

 


 

コハクチョウたちは,昨日と比較して今日はかなり活動的。
そこで,様々な仕草をじっくりと観察することとした。

まずは,食事から。

 

人々が与える餌は,たいてい水に沈んでしまうので,
首を水に突っ込んで,湖底のえさを食べることになる。
首が届かない深い場所では,完全に逆立ちになって食べている。
何羽ものコハクチョウが一斉に逆立ちしている姿はユーモラスだ。

 

水から上がったコハクチョウが真っ先にするのが羽ばたき。
数回羽ばたいて,羽についている水滴を飛ばしている。
胴体や,首についた水滴はどうするのかと言うと,
次の写真の身震いになる。

 

首を伸ばして,羽を軽く開き加減にして,ブルブルブル・・・・。
体中の水滴が放射状に飛び散っていくのが見える。
この身震いは,水遊びの後の犬の仕草と全く同じ。

水滴を飛ばし終えると,すぐに羽繕いに取りかかる。

 

首の付け根辺りから初め,
胴体,羽の表と進み,羽の裏まで念入りに行う。
羽の風切り羽一本ずつまで,
尾羽の先端まで,手を抜かずにしっかり行う。

 

羽繕いが終わると,今度は水飲み。
くちばしの先端を水に入れ,
くちばしに入った水を,今度は上を向いて喉に流し込む。
この動作を何回も何回も繰り返して飲む。
吸い上げることはできないようだ。

D7100 400mm

(長野県岡谷市)


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信州諏訪自然写真館
酒井雅秀