2014年3月17日
越冬から目覚めた蝶たち

 


 

 

成虫越冬の蝶たちが,次々と目覚め飛び始めた。
まず目につくのが,テングチョウ。
数頭が,思い思いの場所に陣取って日向ボッコ。
細い枝にとまったときには,羽を大きく開翅する。
枯れ葉の上で,羽を閉じているとなかなか見つけられない。
雑木林の縁の,枯れ葉の多い風のない日だまりに集まる。

 

場所を変え,高台の南斜面に行くと,
毎年同じようにヒオドシチョウが集まっていた。
越冬した割には,羽のきれいな個体が多い。
目のさめるようなオレンジが,蝶の撮影シーズン到来を告げる。
こちらも羽を閉じていると,その気になって探さないと気がつかない。

 

帰宅して,車を降りると,キタテハが迎えてくれた。
最初は警戒が強かったが,慣れてきたのか,
触っても遠くまで逃げなくなった。
こちらも枯れ草の上で日向ボッコ。

スジボソヤマキチョウのカップルも見かけたのだが,
良い写真は撮影できなかった。またのお楽しみ。

D7100 150mm

(山梨県北杜市,長野県諏訪市)


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信州諏訪自然写真館
酒井雅秀