2014年10月8日
アカスジキンカメムシの幼虫

 


 

 

ナツツバキの実が膨らんで,アカスジキンカメムシの幼虫が,
越冬を前に,果汁を吸う季節になりました。
早速,生息地に行ってみると,いますいます。
丸く大きくなった実を抱きかかえるようにして,
果汁を吸う個体が,十数匹。
銅色に白帯の体はよく目立ち,探しやすい模様ですが,
鳥の糞に擬態していると思います。
金属光沢の足や触角がきれいです。

 

一匹が実からは慣れて歩き出したので,追ってみました。
枝を分かれる時にお腹側の模様を観ることができます。
背中と同じく,金属光沢があります。
どうするのかなと見ていたら,
紅葉した葉の上でじっとお休みタイムになってしまいました。

他の葉裏では,脱皮したての幼虫を観ることができました。
薄いオレンジ色の体色をしています。
抜け殻は黒く,緑がかった金属光沢がありきれいです。

E-5 50mm

(長野県茅野市)


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信州諏訪自然写真館
酒井雅秀