2015年12月29日
山麓の小川の飛沫氷

 


 

 

山麓の小川に,飛沫氷(しぶきこおり)を観に出かけた。
昨日と今朝は,例年並みの冷え込みとなったので,
期待した通り,見応えのある形に成長してきた。
岸にせり出した枯れ枝や,草の葉から,つらら状にでき始め,
様々な複雑な形状に成長していく。

 

倒木に成長したものは,だんだん倒木を包み込んでいくのであろう。
枯れ草から成長したはずなのに,なぜか丸い玉状になっていたり,
人の想像力ではできない形なのが良いと思う。

 

小川に張り出したクマザサの葉からも,成長していた。
細かな玉構造で,シャンデリアのよう。

 

細い青草からも,元の葉の数十倍の太さの氷柱が。

これから2月までは観察の季節となるが,
雪が降ると,透明感のある氷は,
先端の飛沫の多くかかるところのみとなり,
表情が異なってくる。

D5100 90mm

(長野県茅野市)


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信州諏訪自然写真館
酒井雅秀