
山麓の小川に,飛沫氷(しぶきこおり)を観に出かけた。
  昨日と今朝は,例年並みの冷え込みとなったので,
  期待した通り,見応えのある形に成長してきた。
  岸にせり出した枯れ枝や,草の葉から,つらら状にでき始め,
  様々な複雑な形状に成長していく。
 
倒木に成長したものは,だんだん倒木を包み込んでいくのであろう。
    枯れ草から成長したはずなのに,なぜか丸い玉状になっていたり,
    人の想像力ではできない形なのが良いと思う。
 
小川に張り出したクマザサの葉からも,成長していた。
  細かな玉構造で,シャンデリアのよう。
 
細い青草からも,元の葉の数十倍の太さの氷柱が。
  
これから2月までは観察の季節となるが,
    雪が降ると,透明感のある氷は,
    先端の飛沫の多くかかるところのみとなり,
    表情が異なってくる。
  
D5100 90mm
(長野県茅野市)