2016年5月19日
オオルリシジミ

 


 

 

管理公園に,オオルリシジミを観に行く。
多くの青いシジミが,例年同様出迎えてくれた。
管理公園の開園時間では,朝の吸蜜もほとんど終わりの時刻。
それでも,まだ,花にとまっている個体も観られた。

 

吸蜜タイムが終わると,求愛タイム。
太陽には,ハロ(日傘)がかかっていたので,
それも含めて魚眼撮影。
メスのあとをオスが追いかける光景が,
あちらこちらで観られる。

 

ただ,ほとんどのメスは,交尾がすんでいるのか,
草本の先をちょんちょんと触る様に飛ぶ。
食草等にとまると,お尻を上げて,交尾拒否。

 

辺りを観察すると,交尾しているカップルも,
たくさん観ることができる。
オスたちは,そんなカップルにも,
ちょっかいを出している。
静かに交尾もできない状況。

 

産卵するメスも多く観られる様になったので,
驚かさない様に,観察をした。
食草の芽の間に,お腹を差し込んでいく。
触角を,睡眠中と同じ様に閉じて,足れ下げている時が,
どうやら産卵している時らしい。安らかな気持ちなのだろう。

 

卵を観察。
芽や,つぼみのしわの間に,
半分隠す様に産卵されていた。
まあ,卵が孵化する頃には,
葉やつぼみの表面に出ているだろうが・・。

D5300 10.5mm,D7100 150mm,TG-2

(長野県安曇野市)


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信州諏訪自然写真館
酒井雅秀