2017年6月6日
クモマツマキチョウ,再々


 

 

今日も,南アルプス山系に,今シーズン最後の,
クモマツマキチョウを,観に行った。
メスを探して渓谷を飛び回るオス。
とても,行動範囲が広い。
青空と新緑に,舞う姿が映える。

土手では,他のオスが吸蜜していた。
先日と同じ,大きなスミレの花の中に入ってしまいそう。
このスミレは,蜜の量が多いのだろう。
1分以上この状態のまま吸蜜していた。

メスはというと,ちょっと吸蜜して,
小高い樹の葉上で,日向ボッコ。
翅がチラッと観えている。

 

一頭のオスに,メスは見つかってしまった。
オスは,メスをどこまでも,追いかけ回す。
メスは,疲れたのか,枯れ葉の土手に舞い降りたが,
執拗に求愛するオス。
メスは交尾拒否をしているよう。そして,翅を閉じてしまった。
しばらくすると,急に高く舞い上がり,対岸に飛び去る。
オスは,メスを見失ったようだ。

その後,オスのメス探しの飛翔は,しばらく続いた。
あげくの果てには,ツマキチョウのオスを追い回し始めた。
ツマキチョウのオスも,メス探しをしていたのだから,
クモマツマキチョウのオスに追いかけられるのは,迷惑だろう。

D5300 10.5mm,D7100 150mm,TG-2

(長野県伊那市)


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信州諏訪自然写真館
酒井雅秀