2019年5月27日
クモマツマキチョウ 再々観察


 

 

今日は,少し標高を上げて,クモマツマキチョウを観察した。
現場着後,ゆっくり朝食をとる間もなく,オスが飛び始める。
気温が高いせいか,林道沿いに,飛び回るばかり。
全く,花にとまり,吸蜜する気配はない。
仕方なく,飛翔狙いの撮影となった。

 

林道沿いは,かなり飛ぶ速さも早く,直線的に飛ぶが,
草本の多い場所では,葉を舐めるように飛んだり,
同じ,草の周りを行ったり来たりと,ゆっくり飛ぶ。
構図を決めて,撮影できる機会となった。

 

複数の個体が,ただただ,飛び回ること40分。
飛んできたオスが,初めて,ハタザオで吸蜜した。
このオスが飛び去って,しばらくすると,
林の中から,フワッと,メスが,
同じハタザオ群にやってきて吸蜜。

 

最初にオスが飛び始めて,2時間。
気温もどんどん上がり,暑い。
オスは,全く飛ばなくなった。
オスは,メス探しで,ずっと飛び回る習性があるから,
体温が上がりすぎぬように,日陰などで,休んでいるのだろう。
飛び回らないメスが,時々林の中から,
フワッと出てきて,吸蜜をするだけとなった。

 

D5300 10.5mm

(長野県大町市)


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信州諏訪自然写真館
酒井雅秀