2019年6月3日
ハッチョウトンボ


 

 

小さな,ハッチョウトンボが,飛び始めた。
体長15mm程度の,本当に小さなトンボ。
オスは,成熟すると,全身真っ赤な色で,
小さな割には,よく目立つ。

 

メスは,オスとは全く違う色合いの体。
褐色と,淡褐色のシマシマ。
この模様と色が,なぜか,草の中では,保護色となる。
一度飛んだ後,もう一度探すとなると,
すぐ,近くにとまっているのになかなか分からない。

 

オスたちは,お気に入りの場所で,縄張りを張り,
メスの通りかかるのを見張るが,
近くを,別のオスが通りかかると,
追いかけて,自分の縄張りから追い出すのごとく,
縄張り争いをする。

そんな,活動的なオスも,
飛び回っているうちに,クモの巣にかかってしまうものもいる。
人から見れば,かわいそうにも思えるが,
自然の摂理として,受け止めることとしよう。

 

こちらは,未成熟のオス。
未だ,体色が,真っ赤になっていない。
上右のカットでは,向こうのメスとの距離は,
10cmもないのだが,求愛する様子もない。

実は,この湿地は,他のトンボ類も多い。
しばらく,観察していると,交尾中の,
ホソミオツネントンボのとまった草に,
ハッチョウトンボのオスが,とまった。

 

D7100 150mm,300mm

(長野県伊那市)


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信州諏訪自然写真館
酒井雅秀