2019年7月24日
ミヤマシロチョウ


 

 

霧が晴れ,辺りがだいぶ明るくなると,
クマザサの葉上や,低木の葉上で,真っ白な翅を広げ,
翅を乾かす,ミヤマシロチョウがよく目立つ。
見渡すと,数頭の姿が観られる。

 

開翅した,綺麗なオスたちを, しばらく撮影していると,
羽化直後と思われる,未だ翅の柔らかな,メスが,
次々と,葉上に這い上がってきて,翅を乾かし始めた。

 

オスと,メスの翅の表を比較。
オスの翅の地色は,真の純白。そして縁は,墨色。
メスの翅の地色は,半透明の灰白色。
青空を反射して,淡く青く呈色する瞬間が美しい。
前翅の付け根と,前縁が,褐色。
この褐色が,オスを引きつけるようだが,
未だ,観察不足。

 

交尾カップルも,多く観られた。
朝,吸蜜前にすでに交尾しているカッブルも数組。
羽化してくるメスが増えると,更にカップル数が増す。
メスが上で,オスは,メスにぶら下がる状態。

 

オスの,メス探し飛翔が活発になると,
すでに交尾中のカップルに,ちょっかいを出すオスも多く観られる。
交尾中のオスは,羽を大きく広げて,威嚇する。

 

また,いたるところで,メスに求愛するオスも観られるが,
メスが,交尾拒否しているシーンも多い。
左は,羽化直後のメスの交尾拒否。
全翅を下げて,腹部を隠している。
右は,成熟したメスの交尾拒否。
前翅は大きく広げ,後翅のみで腹部を隠す。

 

1頭のメスが,食樹の葉を吟味するかのように飛ぶ。
時々葉にとまり,腹先を曲げて確認する。
しばらく観ていると,お気に入りの葉が決まったらしく,
産卵を開始した。小さな黄色の卵を葉に並べて産む。
3段に積み重ね,2カ所に分けて,約1時間かけて・・。

 

D7100 150mm,D5300 10.5mm

(長野県東御市)


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信州諏訪自然写真館
酒井雅秀