2020年3月7日
ニホンミツバチ


 

 

セツブンソウが開花し,気温が5℃以上に上がり,
強い風が吹かない日は,ニホンミツバチたちが活動する。
セイヨウミツバチと比較して,一回り小ぶりで,
体毛は,黄色ではなく,白から褐色を帯びる。
セツブンソウの花から花へと,小さな黒っぽいハチたちが,
飛び交っているのを,観ることができる。

 

小さなセツブンソウは,ニホンミツバチとの大きさのバランスも良く,
小さなニホンミツバチを引き立ててくれる。
マクロレンズを使用して,活動中のニホンミツバチの表情を,
しっかり写しとりたいのだが,素早い動きなので,今日はここまで・・・。

 

現地の情景を入れた,広角での撮影は,
虫の眼レンズを使用した。蝶くらいの大きさがあれば,
通常の魚眼レンズや,広角レンズで良いのだが,
ニホンミツバチくらいの大きさでは,虫の眼レンズがちょうど良い。
ハチたちの行動模写と,現場情景が同時によくわかると思う。

 

ニホンミツバチの行動では,蜜や花粉を採っているシーンは良く撮影できるが,
飛翔シーンも,押さえておきたいシーンとなる。
しかし,羽ばたきが速いので,なかなか羽の写ったカットは難しい。
飛び立ちや,着花を狙ってみたが,思ったように写し込むことは,難しかった。
まあ,現場の雰囲気は写し込むことができたので,
今年の早春の,ニホンミツバチ撮影は,良しとしよう。

セツブンソウの花が枯れる頃には,
他の花が咲き始め,ピンポイントで,
ニホンミツバチの観察ができる場所は,
なくなってしまう。

 

S5Pro 105mm,E-M5 GYOROME8+45mm

(長野県上伊那郡辰野町)


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信州諏訪自然写真館
酒井雅秀