2020年8月24日
ベニヒカゲ,再び


 

 

14日に観察したときは,オスばかりだったベニヒカゲ。
メスが多くなったので,メスを主体に観察と撮影を行った。
メスは,淡褐色の翅の縁取りと,目玉斑の中の白青色の点がよく目立ち,
オスより華やかな感じがする。また,目玉斑の数も多く発現する個体も多い。
上のカットの左は,目玉斑の多い個体。
右のカットは,左右の翅で,斑紋が異なっている個体。

 

草原は,ちょうどアキノキリンソウの最盛期で,
アキノキリンソウに盛んに集まり吸蜜していた。
晩夏らしい花と蝶の組み合わせで,とても良いと思う。

 

未だ,夏の雰囲気が強い高原の,
夏最後の光景にふさわしいシーンをしばし観察する。

メスが多いので,求愛や吸水シーンは観られなかったが,
仲良く同じ花で吸蜜するシーンは多く観られた。
また,来年会いに来るよ・・と,高原を後にした。

 

TG-5,E-3 50mm,D7100 10.5mm

(長野県東御市)


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信州諏訪自然写真館
酒井雅秀