2021年7月24日
ベニモンマダラ


 

 

ベニモンマダラの最盛期となった。
黒い地色の翅に,真っ赤な斑紋が美しい。
黒の地色には,金色の鱗粉の載った個体も多く観られる。

食草のクサフジの周辺では,
多くの個体がまとまってとまっているのを観察でき,
多産地であることがよく分かる。

 

食草周辺では,交尾カップルも多く観られる。
交尾カップルのところには,通りかかりのオスが,
メスを横取りしようとちょっかいを出す。

 

ベニモンマダラはゆっくりと飛翔するので,
飛翔撮影するのが容易くできる。

 

飛翔撮影すると,
後翅や,お腹後部の真っ赤な色を観察できる。
この赤く美しい蛾が舞う草原は,
他の蝶や昆虫も多く,とても観察しがいのある地だ。

 

D7100 150mm,10.5mm

(長野県茅野市)


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信州諏訪自然写真館
酒井雅秀