2012年6月10日
キバネツノトンボの産卵

 


 

今日は初めての産地で,キバネツノトンボを撮影。
一匹のメスが産卵を開始したので,産卵シーンの記録をした。
お尻を細い枝の左右に交互につけて産卵していく。
卵がきれいに二列に並んでいる理由がよく判った。
左の産卵途中の写真ではまるまる膨らんでいたお腹が,
右の産卵後では,ほっそりとして目立たなくなった。

 

産卵の撮影中に回りにも多くの個体がやってきていた。
ここのキバネツノトンボは,なぜか人懐っこい。
わたしの周りにオスが4匹。手の届くような距離にとまる。
わたしが動いてもあまり逃げず,容易く撮影できた。
お腹のまん丸く膨らんだメスが一匹。
産卵する枯れ枝を探しているようだった。

1時間ほど,他の撮影をして戻ってみると,
先ほどのメスは産卵が終了して休んでいた。
産みつけられた卵が見事に並ぶ。
おつかれさまでした。

E-M5 45mm

(長野県茅野市西茅野)


| 前のページ | 次のページ |
| トップページ | フィールドノートindex |


信州諏訪自然写真館
酒井雅秀