2015年9月23日
トノサマバッタ

 


 

 

いつもの場所に,トノサマバッタを観に行った。
まずは,緑色型と褐色型のオスを比較。
この写真のような砕石のある場所では,
褐色型は目立たない。
後ろ足の赤色は,緑色型の方が,鮮やかに見える。

 

オスより大きく立派なメス。
メスの緑色型と褐色型を比較。
褐色型は数が少ないと思われ,
今日は写真の一頭のみを確認。
褐色型は,胸部に濃褐色斑が観られる。

 

オスとメスでは,行動面で,大きな差がある。
オスは,砕石の道など,開けたところに出てくる。
見渡しの良い場所で,メスの通りかかるのを見張っているのだろう。
対して,メスは,背の低い草原から出てこない。
外敵から身を守るためだろう。
草の中にいると,目立たないのがよく解る。

 

顔のアップ。
どちらがトノサマバッタらしいだろうか。
私は,やっぱり緑色型と思うのだが・・・。

メスは,比較的,おっとりとしているので,
手の甲に乗ってもらって,ススキをバックに記念写真。
しかし,やはり居心地が悪いのか,
すぐにススキ原へ飛んでいった。

D7100 150mm,TG-2

(長野県茅野市)


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信州諏訪自然写真館
酒井雅秀