
土手で,ニホンカモシカの大きな成獣が食事をしていた。
  角の年輪から,13歳程度と判る。
  全体に黒褐色の濃い固体で,
  年の功からなのか,人を恐れる様子は無く,
  向こうから,こちらに近づいてきた。  
 
土手に生えている,芽を伸ばしたばかりの草を,美味しそうに食べる。
  しばらくすると少し移動して,細い赤い枝をむしゃむしゃと食べ始めた。
  しばらく,距離5〜6mくらいで観察させてくれたが,
  さすがに,ずっと一緒にいるのは嫌なのか,
  道を渡って林の中に消えていった。
 
次に観察したのは,こちらの若い個体。
    最初の個体より,顔周りの毛がかなり白い。
    年齢は,8歳くらいか・・。
  さすがに警戒心が強く,最短10mくらいしか近づけない。
 
こちらも,林縁の草場で,
    新芽を盛んに食べている。
    その後,剪定された枝の積み上げられた場所に移動。
    多くの枝の中から,イチイの枝を引っ張りだして,
    葉をはぎ取る様に食べ始めた。
  
D7100 150-600mm
(長野県岡谷市)