2016年7月18日
山麓のゼフィルス

 


 

今日は,標高1,750mの山麓にゼフィルスを観に行った。
このポイントは,ミズナラ主体の雑木林で,
オオミドリシジミと,ジョウザンミドリシジミが混生する。

 

まずはオオミドリシジミ。
例年より早く発生したと思われ,
既に翅の痛みの激しい状態だった。
10頭あまりが,激しく縄張り争いを繰り広げる。

 

かなり長い時間,卍巴飛翔を繰り広げる個体もあり,
きれいな翅表も観ることができるが,
やはり,翅の痛みが激しく,
満足できるカットは撮影できない。

 

オオミドリシジミに混じって,
ジョウザンミドリシジミが3頭縄張りを張る。
こちらは,オオミドリシジミに対して,
数日,羽化が遅いので,皆きれいな個体。
しかし,日差しが強いので,半開翅。
なぜか,1頭は,電柱のテンションワイヤーがお気に入りで,
この場所に固執して縄張りを張っている。

 

ジョウザンミドリシジミも,卍巴飛翔を盛んに行うが,
オオミドリシジミのような良い色は,なかなか反射しない。
暗い鈍い色合いしか写すことはできなかった。
最後の写真は,
下側の個体は,オオミドリシジミ。
右の個体はジョウザンミドリシジミ。
異種間でも,短時間ではあるが,卍巴飛翔を行う。

S5Pro 150-600mm

(長野県茅野市)


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信州諏訪自然写真館
酒井雅秀