2016年7月20日
ヒメヒカゲ

 


 

 

高原のヒメヒカゲを観察に・・・。
草原の草をなめる様にそって飛ぶ。
時折,葉上に止まって休んだり,
花にとまり,吸蜜したり・・。
いずれも薮の中と行った感じで,すっきりしない。

 

吸水している個体も多いので,
こちらを撮影し始めたが,
なんと落ち着かない吸水なのか・・。
チョコチョコと向きを変え,
なかなかじっくりと撮影させてくれない。
でも,薮のゴチャゴチャが無くていいね。

 

翅の表も観たいと,良く観察すると,
時々,一瞬翅を開いて閉じる動作をする。
狙ってみたが,良いカットにはならず。
とっっっ,面白い現象が・・・。

 

なぜかシャッターを切った瞬間に飛立つ個体が多い。
一眼レフのミラーの上下に伴う反射光に反応するのか,
一瞬見えるCCDの反射光に反応するのか・・・。
どうも,前者のようだ。
ということで,飛立ちの瞬間の撮影ができそうなので,
何十カットもチャレンジした。
翅表の,茶褐色と,前縁の明るめの茶色の反射が写った。

 

と・・・,撮影に一区切りして,機材を置いてあるところを観ると,
汗を吸いに多くの個体が集まっていた。
翅の裏を撮影するなら。こちらが楽だね。
全く逃げないから・・・。

 

機材以外にも,ちょっとでも汗のついた手で触ったところには,
執拗にやってきては,吸い始める。
まあ,それだけ多くの個体が繁殖しているので,安心はする。
でも,メスは,一頭も観なかった。まだ,羽化していないのか ??

D7100 150mm

(長野県塩尻市)


| 前のページ | 次のページ |
| トップページ | フィールドノートindex |


信州諏訪自然写真館
酒井雅秀