2016年10月26日
シモフリシメジとキシメジ


 

 

山麓の赤松林は,シメジの最盛期となった。
最も多く収穫できるのは,シモフリシメジ。
とてもおいしい茸だ。
黒い傘が地面から飛び出て開く。

 

小さな幼菌は,とても見つけにくい。
上の写真は,共に,笠の上にかぶっていた落ち葉を取り除いたもの。
左の写真には,7本の幼菌が観られる。

 

掘り出してみると,地面の中で,
白くて太い,立派な軸が伸びていることが判る。

 

こちらは,キシメジ。
シモフリシメジと同様に,落ち葉をかぶっていることが多く,
特に,黄色の落ち葉の多いところでは,完全に紛れてしまう。
上の写真では,少し落ち葉をのけて撮影している。

 

キシメジも掘り出してみると,
ふかふかの落ち葉と,地面の中で,
長い軸を伸ばしている。
左の写真の上3本は,同じ場所のシモフリシメジ。
落ち葉が深いので,軸もかなり長い。

共に,この地方ではよく食べる良質の食菌。

E-5,50mm

(長野県茅野市)


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信州諏訪自然写真館
酒井雅秀