2017年1月10日
小鳥の観察


 

 

今日は,小鳥の定点観察に出かけた。
山麓の別荘地内の,道の長さ50m位を行ったり来たり,
時に,椅子に座ってじっと待ってみたりという段取り。
真っ先に来たのが,ベニマシコ。
梢で大きな声で朝を告げる。
逆光の朝日がまぶしい。
・・・と,道の反対の林の枝に,シロハラ。
これから餌探しをするのだろうか ?
ゆっくり休んだ後,林床に飛び降りた。

 

いつも地面に落ちている餌を探している,ミヤマホオジロ。
日陰にいることが多く,
なかなか頭の黄色い羽は,きれいに撮れない。
今日はオスのきれいな個体は,撮影できなかった。

 

60羽くらいの,アトリの群れがやって来た。
カエデの種を群れで食べる。
冬期,一番数多く観る,小鳥だ。

 

じっとしていると,すぐ側で,シジュウカラが,
小さな木の実を突いて割ろうとしている。
割って食べたのかどうか判らないが,
急に飛び降りた。
もしかすると落としたか ?

 

近くの樹の,上の方からドラミングが聞こえる。
樹の幹を順に観ていくと,やっぱりアオゲラがいた。
頭の上で,「チッ,チッ・・」と声が,
シメが辺りをきょろきょろと見回しながら,
梢で鳴いている。

 

そして,ずっと待っていた,トラツグミ。
実は,観察初期から,いるのは判っていたのだが,
薮の中で,えさを採っていて,
シルエットか,体の一部がチラッと見えるだけだった。
やっと撮影できる場所に出て来てくれたが,
すぐにまた,薮の中へ・・。用心深い。

以上,写真の8種類のほか,
撮影はしなかったが,
カケス,ツグミ,コゲラ,アカゲラ,エナガ,
コガラ,ヤマガラ,カワラヒワ,ジョウビタキ,ヒヨドリ,
セグロセキレイ,ハクセキレイ,カラス,トビ,ノスリ
も,観られた。
短時間で,23種類も観察できる,
この山麓に感謝でした。

D7100 150-600mm

(長野県茅野市)


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信州諏訪自然写真館
酒井雅秀