2018年7月1日
アイノミドリシジミ


 

 

アイノミドリシジミが,最盛期となった。
思い思いの,見晴らしの良い樹の葉上から,
縄張りを見下ろし,通りかかる他のオスや,
アブやハチなどの,小さな昆虫も追い払う。

 

翅の表の色は,反射する角度,観る角度で大きく変わる。
上左のように,後ろから観ると,暗く反射の弱い色合いとなる。
本来の色合いは,右の翅を閉じたカットで,わずかに見える,
金色を帯びた,強い緑色と言える。

 

オスどおしで,縄張りを争い合う,卍巴飛翔が,
いろいろな場所で繰り広げられる。
この飛翔を狙い,美しい翅の色を撮りたい。

 

比較的,光の強い場所では,
翅全面が強く反射した,水色に観られる。
この反射が,チカチカと点滅するかのように観え,美しい。

 

翅の角度によっては,緑の地色が強く出る。
この色が写るカットは少ないのだが,
いかにも,アイノミドリシジミらしい色合いで,
とても美しく良いと思う。

 

D7100 150-600mm,E-3 50mm

(長野県茅野市)


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信州諏訪自然写真館
酒井雅秀