2018年7月2日
ミヤマモンキチョウ


 

 

標高2,000mの高原も,本格的な夏に突入。
多くのミヤマモンキチョウが,飛び始めた。
青々と芽吹いている低木の上を,黄色の蝶たちが舞う。

 

オスたちは,ほとんどの時間をメス探しに費やす。
特に,植樹を中心に,渡り飛び,その行動範囲はとても広い。
ほとんどとまることがないので,飛翔を中心に撮影した。
翅の縁毛のピンク色が美しい。

 

オスは,メス探しの時間が長いと表記したが,
それでも,喉も乾くし,お腹も減るのだろう。
短時間だが,花にとまり,吸蜜してすぐに飛び立つ。
メスは,オスとは反対に,長時間吸蜜し,
その場で,ゆっくり休んでいる。

 

この生息地には,全国普通種のモンキチョウも多い。
モンキチョウのオスが,ミヤマモンキチョウのメスに,
求愛することは,珍しいことではなく,
何回も目撃しているが,
大概は,少しミヤマモンキチョウのメスがつき合って,求愛飛翔をし別れる。

上のカットは,ミヤマモンキチョウ同士の,
求愛飛翔に,割り込んできたモンキチョウ。
モンキチョウはかなりどん欲のようだ。
ミヤマモンキと,普通種モンキの大きさの違いが分かる。
観ていて,とても面白い光景の連続でした。

 

D5300 10.5mm,D7100 150mm

(長野県東御市)


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信州諏訪自然写真館
酒井雅秀