2019年7月5日
アイノミドリシジミ


 

 

雑木林の明るい空地に,アイノミドリシジミが縄張りを張る。
高い樹上から,見下ろす個体が多いが,
中には,少し見上げる程度の葉で,縄張りを張る個体もいる。
緑色の強い,翅の構造色が魅力。

 

半開翅の個体を,角度を変えて観察。
前方からは,濃い青緑が反射。
側方からは,青が強く,紫を帯びる反射となる。

 

2頭が,縄張り争いをする,卍巴飛翔がよく観られるので,
この飛翔を狙って撮影。
様々なシーンを捕らえることができ,興味深い。

 

翅の表の反射は,その反射角度と,
個体の方向により,色合いが刻々と変化する。
やはり,前方からの角度が,反射が最も強い。

 

卍巴飛翔は,樹上高く上がったり,
草地すれすれの高さに,降りてきたり・・・。
何回も繰り返される,この飛翔を観察していると,
あっという間に時間が流れていく。

 

D7100 150-600mm

(長野県茅野市)


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信州諏訪自然写真館
酒井雅秀