2021年1月21日
ズミとヒヨドリ


 

 

街中にも多くいるヒヨドリだが,山麓にも多く生息していて,
山麓で観ると,なぜか撮影しようと言う気にさせてくれる。
山麓でヒヨドリを観ると,精悍な印象を受けるのも不思議だ。
今日は,ズミに食事に集まってくるヒヨドリをしっかり撮影した。

 

通常ズミの実は,熟した頃,小鳥たちの餌になるか,
よく熟して実の柄が枝から外れて地面に落ちてしまうのだが,
標高の高い所では,熟す前に霜が降り気温も下がり,
しっかりした実のままフリーズドライ状態となる。
ナノで,この時期になっても丸い実のまま,
枝からたくさんぶら下がっている。
これは,小鳥たちの冬の間の格好の餌となり,
特にヒヨドリは好んで食べに集まる。

 

お正月頃は,未だたくさん実を付けていたズミの樹だが,
だいぶ実は食べられてしまい,残りわずかとなってきた。
比較的体の大きなヒヨドリだから,
1羽が一日に食べる実は,30個以上だろう。
そろそろ餌場にする樹も代わってくるのだろう。

 

D7100 150-600mm

(長野県茅野市)


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信州諏訪自然写真館
酒井雅秀