山麓に朝日が差すとクモマツマキチョウの一日が始まった。
翅を開いて日向ボッコをし体が温まると、
林道沿いにふわりと舞い降りスミレの花にとまる。
朝一番の吸蜜は長時間に渡る。
吸蜜後はクサソテツの葉にとまり、再び日向ボッコ。
林道沿いに少しずつ飛んで、日向ボッコと吸蜜を繰り返す。
翅のオレンジ色が新緑の中でよく目立ち美しい。
しばらくゆっくりした行動をしていたが、
体も温まりお腹もいっぱいになったのか、
林道沿いに直線的に、勢い良くメス探しの飛翔に変わった。
飛び去る小さなオレンジ色を見送る。
D7100 100mm、10.5mm
(長野県大町市)