2025年7月12日
ミヤマシロチョウ

 

高原の現地に着いて見渡すと、薄日に誘われ、
数頭のミヤマシロチョウがフワフワと舞いだした。
例年通りの光景を目の当たりにすることができ、ほっとする。

 

小さなニガナで吸蜜をする個体もいる。
撮影する側からすると、ハクサンフウロにとまってほしいのだが、
ニガナの方がお気に入りのよう・・・・。

 

吸蜜タイムが終わると、メス探しの行動に変わる。
広い範囲を飛び回り、時々食樹の周囲を注意深く回る。

 

しばらくメス探し飛翔を観察しながら、
ゆっくりと流れる高原の時間を感じる。

 

飛翔途中で、地面に降り、砂礫の間から吸水する個体もいる。
残念ながら、個体数の少なさから、集団吸水は観られない。
高原の夏の光景をじっくり観察できる日となった。

D7100 10.5mm

(群馬県吾妻郡嬬恋村)


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信州諏訪自然写真館
酒井雅秀