
先週は,里山のヒメギフチョウを撮影したが,
  今日は,山麓のヒメギフチョウを観に行った。
  林床のタチツボスミレに吸蜜に訪れる。
  小さなスミレなので,すぐに飛立ち,次のスミレを見つける。
 
低木の間を縫う様に飛び回り,
    スミレを見つけると,ふわっとゆっくり近づいてとまる。
  そのふわっと近づく時と,次の花に渡り飛ぶ時が,
  シャッターチャンスとなる。
 
面白いことに,日陰のスミレにはとまらず,
  そのまま通り過ぎていき,日の当たったスミレに必ずとまる。
  吸蜜と同時に,日向ボッコも兼ねているのだろう。
 
スミレの蜜は,花の奥にあるようで,
  吸蜜しだしたヒメギフチョウは,
  花の中に頭を突っ込んでいる。
  この状態になると,周りが見えないのか,
  逃げにくくなる。

今日はこの生息地では珍しい,
    後翅の赤上がりの入った個体を観た。
    後翅外縁の紋も,ギフチョウの様に燈色で,
    一瞬,違和感を感じた。
    とても美しい個体だった。
  
D5300 10.5mm,D7100 150-600mm
(長野県茅野市)